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フットボールの徒然ニュース
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些か、大袈裟すぎる、演出になった感のある、ベルファーストボーイ(ジョージベスト)の葬式であったが、果たして其れ程までする必要があったのか?は、疑問が残る。彼の前世に対して神が罪を償わすかのように、イエローカード(生憎の雨模様)となった今回の式は、英国の国営放送も、生中継するといった、ダイアナ妃以来の国葬的な規模に膨らんだ。北アイルランド政府は、招待客の送迎、宿泊、安全対策費、など、この式で生まれた、15万ポンドの費用を負担すると言う。其れ程までする必要があったのか?天候と、TV中継の影響で、弔問客は当初の見込みを大幅に下回ったと、メディアは報じている。彼の人生を取り巻いた、前妻、ガールフレンドが入り混じった、4人の女性も、この式で色を放った。息子、カルムが読んだ、餞の詩は、何とも皮肉な感じがする物であった。

“決して私達の英雄のことは忘れないだろう。彼は、人々の人生の中に沢山の喜びを与えてくれた。貴方は、遠い夜空の彼方で、星として、永遠に輝き続けることでしょう。さよなら、友よ。しかし、それは、永遠の別れではない”

彼の人生がフットボールなら、前半戦のハットトリック。後半戦での、イエローカード二枚、退場と言うことになるのだろうか?そして、この試合の勝敗は、、、多くを語らなくても、結果は一目瞭然だ。リアリズムフットボール界なら、賞賛に値する、勝利になるだろう。皮肉も、、、
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オールドトラフォードは、完全に伝説のヒーローの為に、喪に服したようである。普段はリザーブリーグ並みの盛り上がりに欠ける味の無いカップ戦。いつもなら、二軍半の布陣で臨む赤い悪魔も、レギュラークラスを配置し、万全の体制で、餞の為の勝ちを狙いに行った。最近の赤い悪魔は、宗教臭い、ロマンチックに酔い痴れている。そう、否定的な見方もできる。マンチェスター御自慢のどんよりとした空に、ジョージベストと言うノスタルジーの光を差すことで、気分を一新させようとの狙いが感じられる。そう、次のCLの相手は、奇しくも、彼が名を馳せた、ベンフィカである。ベスト効果は、このチームを救うかもしれない。
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土曜日、彼の生まれた故郷、ベルファーストで行われる、大規模な葬儀は、北アイルランドが抱える、トラブル(北アイルランド紛争)への解決の糸口になると、メディアは積極的に書き立てている。ジョージベストの生前の夢、アイルランド統合チームでの国際試合出場は、彼の死後、実現するものになるのか?些か壮大に思えるその夢の実現には、もう少し時間が必要だと言うことは、さておいて、北アイルランドが生んだ国民的英雄の葬儀は、二つに分断された、カトリック、プロテスタントの溝を埋める有効な切っ掛けになるだろうと、メディアは希望を綴る。プロテスタント出身の彼の葬儀にもかかわらず、多数のカトリック教徒が出席、弔問に訪れると、宗教、政治を超えたこの地方の人々に愛された、人柄を称え、スポーツが最近膠着状態である、政治的な駆け引きの、一つのスパイスになれる可能性をロマンチックに綴る。

しかし、上の政治的問題は、神以外、解決できそうもない、と言うのが私の見解である限り、実際そんなに甘くはないであろう。それは、エリックカントナが、この英雄に送った餞の言葉からも、察することができる。“天国での最初のトレーニングセッションの後、彼は相手(神様)DFを自慢のドリブルで粉砕するだろう。彼が天国でプレーするチームの中で、私のポジションも空けといて貰いたいものだ。そう、彼は神ではない”彼の死を神秘化、美化するのも良いが、決して彼は神ではない、玉蹴りが上手い一人の人間に過ぎない。それは、皮肉混じり語った、カントナ自身も同じことだ。そう、それが全てを物語る。因みに、彼の棺は、皮肉にもアルコール依存症で、命を落とした、母の隣に埋葬されるそうである。肉欲の象徴だった彼が、神になれる筈が無い。
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ニュースオブザワールド紙の一面を飾った、病棟での疲れ果てた姿は、“私のように無様な死に方はしないで欲しい”との、彼なりのメッセージだった。それから、数日。彼の波乱に満ちたゲームの終了のホイッスルが鳴り響く。享年59歳。

私が誰とデートしたかの、セレブライフなど、人々の思い出に残らないだろう。しかし、彼らは私のプレーを思い出すことだろう

参考:ジョージベスト
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グレイザー一族のオールドトラフォードでの珍しい観戦は、一部のメディアでは、アレックスファーガソンの去就を意味する、悪い前兆だと、報じる、一種の珍事だ。彼等の経営は、乗っ取りを行うときに発生した、莫大な資金の為に、赤字(一説には、株を買い占め、私物化する為に、使われた費用は、10憶ポンドと言われており、一年間に発生するローンの利息だけでも、8百万ポンドに及ぶと報じられている。)このCLと言う旨味のあるイベントでの、早期離脱は、予選通過によって、各クラブに配当される1千5百万ポンドを溝に捨てる物になり、彼等の凡そ、7億9千万ポンドという多額の負債に、大きな影響を与え、経営を圧迫させる物になるだろう。

そして、時を同じくして、彼等の赤いユニを色付けて来た、電話通信会社ヴォーダフォンが彼らとの契約を打ち切る発表をした。この赤い悪魔との契約終了の決断は、事業内容の方向転換と位置付け、決して、グレイザー一族が直接かかわっていることを否定する。しかし、一部の懐疑論は、アンチグレイザーキャンペーンを大々的に行っている、シェアホルダーユナイテッド(Shareholders Unite)が彼らにもその矛先を向けた、不買運動に対応した形で起こった物だと、推測を膨らましている。(現に彼等は集会で、この携帯会社の支店に乱入する騒ぎを起こしている。)そして、この携帯会社は、時を同じくして、CLの公式スポンサーに参加することを発表、これが彼等の言う、ビッグチャンスなら、経営的に、危ない綱渡りをしている、赤い悪魔との決別を行い、安定した広告効果を期待できる、CLに衣替えということなのか?これが経営転換と言うのなら、赤い悪魔の広告価値は、マーケットの観点からすれば、落ち目なのかもしれない。

つい先日、同じプレミアリーグで活躍する、チェルシーは、大手韓国電気メーカーサムソンと、ユニ広告の契約で合意している。其の時の額は、一年間で、凡そ、1千万ポンド、マンチェスターの9百万ポンドよりも上回った。広報担当は、今でもマンチェスターユナイテッドは、世界的ブランドだ!と鼻息が荒い。しかし、CLの早期敗退、グレイザー一族の怠慢経営、ロッカールームでの内紛が収拾つかないこの状態では、シティー族のこのクラブに対する価値は下がる一方なのでは?と危惧する。

参考:マンチェスターユナイテッド買収の背景
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