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フットボールの徒然ニュース
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疑惑の書類に、副会長デイビッド・デインのサイン。



FIFA会長、ブラッターは、どうやら、彼の矛先をアーセナルのデイビッド・デインに向けたようだ。G14と、FIFAならびに、UEFAの対立は以前に紹介したが、この対立の次のラウンドの鐘が鳴り響きそうな勢いである。と、ここまでは、私の個人的な推測でしかない。あくまでも、アーセナルの裏金の問題は、存在が明らかでない子会社を通じて流れていることは、しきりに囁かれていた訳であり、今回に限ったことではない。アーセナルの健全な経営、バランスシートの清潔さと言う、些か迷信じみた、まやかしは、昔から怪しかったのである。(特に、エミレーツスタジアム計画を強行に進める時、それは、明らかになりつつあった)今回のコートジボワールからの言わば、人身売買じみたケースは、アーセナルの監督、ベンゲルのカンヌ時代までに遡ることになる。当時、駈け出しのベンゲルにアシスタントとしての仕事を与えたのがこの人物だ。ギユー氏は、アフリカ大陸には、まだ、ダイヤモンドの原石が無数に転がっていると、確信し、この地にアカデミーを作ることをベンゲルに打診する。ベンゲルはそのアイディアに賛同し、ASモナコ時代、彼はこの事業に、資金援助をすることになる。ここで行った、将来の投資は、300パーセントの利回りを見込まれる、言わば、金融派生商品みたいな物だ。当然、ベンゲルがモナコを去るとき、この事業の資金援助は途絶えることになる。しかし、彼らのコネクションは、ベンゲルのポケットマネーによって、継続することになる。

ベルギーは、他の欧州国とはことなり、移民規定がやや、緩めに設定されている。英国などでは、ワークパーミットの規定を厳しく設定する傾向にある。ある程度のフル代表の経験を要求されるので、多くの若い選手の障害になるケースが多く存在する。この事業は、この規定が緩やかな場所で行う必要があったのだ。

事の発端は、ベルギー北部、オランダとの国境に近い、デンデルモンテ当局が、ベルギークラブ、ベーヴュランの不思議な金の流れに対して、調査に乗り出したことによる。当初、マフィアの関連を疑ったが(ある意味、ここでも人身売買のケースが見え隠れする)、調査を続けていくうちに、その資金は、ある会社からの物であって、その会社を調べて行くうちに、背後に英国のプレミアリーグクラブ、アーセナルの名前が浮かび挙がって来た。この事実に、英国の国営放送、BBCの番組、ニュースナイトが噛み付いたのだ。(尚、この一件は、マフィアの関与が除外された後、当局の調査は打ち切られることになり、全ては、FIFAのサジ加減に委ねられることになった)

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デイビッド・デインの、フットボール界での影の影響力は計り知れない。





この番組では、アーセナルの関連会社創設当時に於ける書類に、アーセナルの影の実力者デイビッド・デイン氏のサインが記されていることを公開。彼の大きな関与を仄めかした。(ある意味、自殺行為だとも思えるが)この関連会社ゴールを通して、孫会社を巧みに創設。この会社は、先のベーヴュランの株を所有しており、実質支配下にあるのだが、これは、大きな問題になる。フットボール界では、2つのクラブを同時に支配することは、禁止されているのである。

FIFAは、この件は、アーセナルが所属する英国、FAの積極的な関与が必要だと、参加を促している。FAの規定では、複数の国内のチームに影響力を持つことを禁止しているだけで、国外には、その規定は及ばない。しかし、FIFAのルールでは、その範囲が、世界中に拡大されるのだ。


アーセナル側のこの件に関しての、声明は、一貫して、あくまでも、友好関係での提携であり、このクラブを支配するようなことはありえないと、反論。上の書簡に対しても、潰れかかったあるクラブを救済する、慈善目的以外何物でもないと、否定する。(当初は、寄付すらしていないと、完全否定だったが、書簡がメディアにお披露目されては、無視することはできなかったようだ)しかし、ベーヴュランの状況は、最近、キナ臭い。ベンゲルのビジネスパートナーである、ギユー氏がこのクラブの監督に就任したことまでは、ある意味、彼らの友好関係の一つだと、理解できるが。ベルギーの若手から、突然、コートジボワールの若手に総入れ替えを行ったのである。(これが、ある意味、当局が当初、マフィアとの関連を疑った最大の理由だろう)このクラブの関係者は、証言で、大量に輸入した、コートジボワール選手が移籍することで発生する、利益は、クラブ側には殆ど回ってこなかったと証言している。それは、全体の30パーセントは監督のギユー氏に、60パーセントは、アーセナルの関連会社に、残った10パーセントの配当だけが、クラブ側に寂しく残ったと言う。

皮肉にも、彼らの選手工場としての役割は終わったのであろうか?アーセナルとの関係は打ち切られ、降格からギリギリ逃れたものの。彼らは、賃金の未払いの為に、また、降格の危機に瀕している。(言わば、都合の良いように使われ、捨てられたような物だ)

ギユーは、この年の4月に、行き過ぎた、クラブ経営で、このクラブを離れるが、強かに、第二のコートジボワールを見つける為に、アフリカ大陸の別の地で、アカデミー事業に勤しんでいるようだ。そして、昨今、タイにもその手を伸ばし、アジア市場に目を向けているようだ。

結局、コートジボワールのWC出場の悲願達成には、この一件が大きく関与していることは否定できない。ある意味、この出来事の中で、唯一、賞賛に値する成果だとも言える。後は、ある意味、デリバティブ紛いの何物でもない。多分に、この件での、大きな発展は期待できないであろう。相手が悪すぎる
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