フットボールの徒然ニュース
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欧州委員会が下した決定により、プレミアリーグ創設以来今まで続いた、BskyBがこのリーグの放送権を独占する状況は終焉を迎えようとしている。彼らの独占を防ぐ為に、他社メディアとの公平な入札制度を導入する目的で、行われた、今回の放送権のパラ売りは、6のパッケージに分配された。この全て(6パッケージ)を、一つのメディアが独占することは許されないと言う、ルールは、当初のプレミアリーグ側のリーグ人気の陰りが見え隠れする中、不利に働くとの懸念から、一転して、各メディアを競争させることにより、前回の入札よりも、66パーセントのアップに繋がる、6億8千2百万ポンドアップの、17億6百万ポンドと言う、莫大な放送権料の獲得に成功した。この結果に彼らは大満足そうである。契約の内訳は、スカイが6の内の4つを獲得することに成功する。後の二つを、アイルランド系スポーツ配信会社、セタンタが獲得すると言う結果になった。
彼ら(セタンタ)のプレミアリーグ放送権獲得は、激しい競争が行われている、UKマーケットでの躍進を狙っての獲得だと巷では言われている、一方で、彼らの獲得した、パッケージCとDは、何れも、注目試合をスカイが放送した後の余り物を放送できる権利である以上、彼らの投資した対価に果たして相当するのか?世間では、その価値はないと囁かれている。何れにせよ、スカイは、現状の年間88試合の放送権契約から、92試合の放送権獲得に成功した訳であって、その投資額は、以前の10億2千百万ポンドから、13億1千4百万ポンドに増資するだけで、4試合アップの放送権を獲得することが出来た訳であり、彼らにとっては大きな成果であっただろう。
(しかし、実際、スカイは、この他に、PPVチャンネルで、年間50試合程放送しており、これを計上すると、年間138試合を放送していることになる。このPPVチャンネルの生み出す利益は、凡そ、5千万ポンドに及ぶと考えられており。このチャンネルの廃止は、彼らの経営を圧迫する可能性があると、シティの関係者は指摘する。それでなくても、今回の入札に掛かった合計額を、単純に3で割っても、一年間で4億3千8百万ポンド。現在の3億4千百万ポンドよりも、9千7百万ポンド多い、その差額を補う方法を模索しなければならない。彼らがこの問題に対処する方法として、テレビ視聴料の値上げが一部では、囁かれている)
一方、46試合で、3億9千2百ポンドの投資額の、セタンタであるが、昨今のITVデジタルのDiv1の放送権獲得で、期待した収益が得られない失敗の例を見ると、果たして、プレミアリーグの下位のチームが対決する、注目されないカードに、商業価値を見出せるかが?今後問題になるだろう。
この富の分配の格差は、プレミアリーグと、Div1などの下位組織との格差を、以前以上に大きな物にする懸念が叫ばれているが、この結果から見えることは、プレミアリーグの中にも、今回のバラ売りによって、格差が生じる可能性が急浮上して来たと言うことを意味する。近い将来、プレミアリーグの中でもアーセナルや、マンチェスターユナイテッド、チェルシー、リバプールなどのクラブ側は、今回バラ売りされたこの放送権料の違いに意見を述べるに違いない。そして、全体の放送権料から、単純に20分割することに意義を唱えるだろう。
彼ら個別の放送権料の交渉を要求してくる可能性もある。そんな、序曲に過ぎないことが、今起こっている可能性がある。欧州委員会は、パンドラの箱を開けてしまったかもしれないのだ。
参考:「Clubs to collect £28m a year each」
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