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フットボールの徒然ニュース
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BY PAUL ROWAN

アーセナルDF、フィリップセンデロスは、水曜日、アイルランドにとって脅威の壁になるだろう。

フィリップセンデロスは、紳士的なヤングガイ。恩を痣で返すことは、普通の状況下ではありえない話だ。しかし、今週は彼にとって普通ではない。木曜日の朝、彼はダブリンから、ロンドン北部、バーネットにある彼の住居へと戻り、そして、クラブが提供する住み慣れたこの場所から、彼自身のアパートメントへと引越しの準備を始めるだろう。

そして、この恩知らずは、多分、お世話になったアイルランド人寮母、ノーリンデイビスに対して、さよならと言ってることに違いない。彼の波乱のアーセナルでの2年間の、事実上の精神的支柱だった彼女に対してだ。それも、御礼の後、彼が願って止まない試合での勝利に酔いしれながら、彼女の母国に対して、残酷にWC出場を阻んだことに対しての詫びも同時に言うだろう。“彼女は、母親みたいな存在だよ”彼はそう言う。“彼女は僕を全ての場所へ連れてってくれた。そして、洗濯、料理のめんどうも全てさ”

フィリップ・センデロスは特に、彼のロンドンでの最初の日々(2003年)を思い出した。怪我の連続は、殆どボールを蹴ることさえできない一年間を意味した。そして、ノーリンやルームメイト、セスクファブレガスからの支えを頼みにした。“僕は大丈夫だったさ。だって、僕には、ノーリンや、他の選手が居たからね。もし、それがなかったら。それは、もっと困難な物になっていたような気がする”

20歳の若さで、彼は、フットボールのプロの選手としての道を歩む準備ができたように感じている。彼程の若い選手が一体どれだけ、FAカップの優勝メダルと、フル代表への出場経験を持ちながら、それを感じられているだろうか?しかし、センデロスは決してこの現状に満足する選手ではない。スペイン人の父、セルビア人の母を両親に持つ。彼らは、お互いジュネーブに移民し、そして、ここで出会った。

彼は、18歳まで学校に行き続けた。そして、大学進学を視野に入れていたが、しかし、兼ねてからの念願だった、フットボール選手への夢は、次第に大きく膨らむ。
センデロスは、16歳の時に既にジュネーブのクラブ、セルヴェッテでプロデビューを果たす。この時点で、アルセーヌヴェンゲルは彼に注目をしていたが、2002年、デンマークで行われた欧州U17大会で、彼が、スイス代表のキャプテンとして、勝利を収めたことは、他の欧州のエリートクラブからの注目を浴びることになる。

レアルマドリッドもその中の一つにあった。しかし、彼は拒否をする。アレックスファーガソンはわざわざ彼をマンチェスターユナイテッドに招待した。それは、彼以上に、彼の父を喜ばすことになる。父は、赤い悪魔の大ファンだった。彼と彼の父は、2日間、マンチェスターで過ごす。しかし、彼の心は、アーセナルに決まっていた。“家に帰って、僕の部屋の天井を何気なく、見上げたら、、、張ってあったポスターは、殆ど、アーセナルの選手だったんだ”

ヴェンゲルとの会談は、彼のハイバリーへの道を決定し、彼は、2003年、セルヴェッテから5万ポンドで、移籍する。センデロスがクラブに移籍してから、直ぐに彼の身体能力の成熟度に感心するヴェンゲルであった。しかし、早くにトップクラスでプレーすると言う希望は、彼の早期での怪我で大きく崩れた。

しかしながら、ヴェンゲルは彼をカップ戦に使い、ソルキャンベルの怪我の問題、 パスカルシガンの怠慢なプレーによって、彼が考えていたよりも早い段階での、センデロスの起用を迫られた。そして、彼の作シーズンのプレーはヴェンゲルをFAカップ決勝に起用する決断へと導く。ソルキャンベルの怪我は既に完治していたのにもかかわらずである。

“素晴らしい経験だったよ。試合が終わって欲しくない気持ちで一杯だったよ。シーズンが終わっていくのが寂しかったね。僕のシーズンはこれからって感じがしたからね”しかし、彼は、プロの厳しさの洗練をチェルシーのディディエドログバによって2週間の内に、2回も浴びた。ヴェンゲルは、彼の代わりに、キャンベルを使うことを考え始める。そして、センデロスは再びベンチから、試合を眺めることになる。それは、ヴェンゲルの配慮によるものだったが。

センデロスは、ダブリンで、スイス代表としてプレーするわけだが、彼のA代表でのプレーは、アーセナルでの彼のプレーがその成果である。代表としてのデビューは、フランスとの3月の試合だった。そして、それは、デビッドトレゼゲと言うヨーロッパを代表するFWを抑えることを、彼に強いる訳だが、代表として、パリから0−0の引き分けと言う素晴らしい結果を持ち帰ることによって答える。

水曜のランズダウンロードでの試合は、所謂カップ戦決勝のような戦いになるだろうと言う時、決して、陳腐な決まり文句を言ってる訳ではない。昨夜の試合結果は、もしあの時点でスイスが負けていれば、彼らのWCの夢は終焉を迎えていたわけであり、それは、アイルランドにも同じことが言えた訳である。彼は、ダブリンでのアイルランド対フランスの試合をビデオで先月視聴する。そして、彼が見たものは、興奮に値するものだった。

“それは、とても素晴らしい雰囲気だったね。あの試合からは、誰でも彼らの全力のプレーが感じ取れると思うよ。あの、素晴らしいアイルランドサポの前では、当然のだと思うけど。僕らの試合も、大変な試合になると思うよ。皆、アイルランドが彼らのホームで戦う時の凄さを知っていると思うからね”

センデロス自身も、バーネットでの生活から十分に承知済みだ。センデロスにとって、彼らとのダブリンでのエキサイティングな試合は、思い出として、深く刻まれると同時に、アイルランドのWC出場の夢を、完全に葬り去ることと行きたい訳だが。

引用:「Swiss guard
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